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果てとはどういうものなのだろう!
誰もが一度は思うことではなかろうか。
見ることができるものなのか?
見ることができないから果てなのか?
単なる想像が生み出した幻想なのか?
理解できているようでわからない、無限と同じような不思議な概念である。
そんな思いを「詩」に現してみた。
ご覧あれ!

果てを見てみたい

宇宙の果て
心の果て

そもそも果てとは想念にすぎない

地球儀の上を歩くように
宇宙には果てなどない
中心も果ても
特別な場所など
一切ない世界である

有限の宇宙にあって
無限の広がりを感じさせるほど
宇宙とは計り知れない存在である
その次元に捕らえられている限り
果てを見ることはできない

心に果てはあるのか
心は生あるものの証であり
生が有限である以上
果ては存在する

しかし見ることはできない
果ては死に他ならず
自分の心の果てを
朽ち果てた屍として
第三者が見ている

物事の深淵は
見るものではなく
想うものである
想いに果てなどなく
それを超えて
深淵に落ちることなど
あり得ない

恐れず果てを追求し
果ての淵に立って
深みを覗くがいい

ロマン溢れる宇宙も
想い溢れる心も

すべて自分自信の
想念が創造した
掌の世界であることに
驚くだろう