dafe0fa6.jpg昨夜は未明から映画を2本見た。
PCでのオールナイトである。
PCビデオカードSビデオ端子接続のCSチューナー経由での某衛星放送映画専門チャンネルである。それを更にPC内蔵のTVキャプチャーカード経由でHDD録画、その後DVD作成と、今流行のストレージ、大容量化PCの最近の代表的な使い方である。
見たのは、ジェニファー・ロペスの「メイド・イン・マンハッタン」「イナフ」である。対照的な映画だが彼女の魅力満載の2本だ。

もう何年も映画館に足を運んでの鑑賞はしていない。大画面は望めないが、PCでの独り鑑賞も乙なものである。ディスプレイが17インチ液晶なのを除けば、映像も音響も一流であり、他人を気にすることなく没頭できる良さがある。音源はPC接続のDTM用のRoland SC−D70、それをPC接続のオンキョーのミニコンからOUTPUTしている。惜しむらくはスピーカーから音が聴けないことである。昨今の団地は音だしご法度、聞こえてくるのは幼い子供の喧騒だけである。という訳でヘッドホンでの鑑賞となる。ここのところ毎日1本は映画を見ている勘定だ。それをすべてDVD化していて、個人で楽しむための映画コレクションが出来上がってしまう。HDD録音用のHDDの容量は160GBあるが、20本も録画すればはや容量が赤信号。録画ファイルを溜めておくことは儘ならない。それでも、仕事がパソコン教育関連なので、ハードは強力化していて、HDDは4台400GBの容量があるので、まだ大丈夫ではあるのだが!
この映画の感想は後に譲るとして、最近見た映画の感想を2本分、詩風にまとめたのでご紹介しておきます。

映画を見た

愛も自然も
憎しみもアクシヨンも

スクリーンと私の間に
虚像と実像の
確たる隔たりをもった
世界が見える

しかし
どうして感動し涙するのか
現実とはかけ離れているはずなのに
身近で起こったことのように
全身が反応してしまう

夕焼けに覆い尽くされた
大海原を翔けるヨットに

その中で激しく求める
男と女に

やがて別れる切なさに

自分には
絶対に当て嵌まらない
情景を見つつ

虚像と認めて
尚且つ全身の震えを
禁じ得ないこの感動は何だ

人間は誰しも
侭にならない世界があり
努力の上に生きている

努力を超えた
夢を見たとき
現実を忘れ感動がある

超えられない
現実の向こうにある
生きている夢の証を
映画に見ている


ちょっと切ない映画を見た
愛し合う者たちが運命により引き裂かれる物語である

彼は飛行機事故により海に墜落
命からがら無人島に漂着した
彼女からもらった写真入の懐中時計
その写真を毎日眺めながら
彼女に会いたさ故に必死に生きた

孤独は恐ろしく人間を疲弊させる
一緒に漂着したバレーボールに
自分の血で顔を描き
ウイルソンと名付け友とした
毎日彼に語りかけることで孤独を癒した
何度も失敗しながら摩擦熱で火を得た
早4年もの歳月が過ぎた

島の周りには大波が発生し
ちゃちなゴムボートでは沖に出ることはできない
ある日のこと帆に使えそうな壊れた部材が漂着する
苦労し脱出用の筏を作った

風が出る季節を待ち
大波を克服し意気揚々と航海に出た
容赦なく嵐が襲う
ウイルソンが流される
助けようにも無理である
彼の名を何度も叫び
バレーボールに親友を失ったようにさめざめと泣いた

出発地点から500マイル流され
やっと貨物船に拾われた

愛しい人はどうしているだろう
身なりを整え風貌は4年前と同じになった
友人が生還を祝う宴を催し
彼女との再開のお膳立てを整えた
しかし彼の前に現れたのは
以前に彼の歯を治療した歯科医だった
「彼女は混乱している」
「君の葬式もし墓もあるのだ」
「その君が突然蘇ったのだから」
「彼女は今私の妻なのだ」
彼は呆然と立ち尽くすだけだった
しかし恨む気持ちなどさらさらない
深く彼女を愛しているだけだ

彼は懐中時計を握り締め
雨の夜半に車を彼女のもとへ走らせた
彼女は車の音を聞きつけ
彼が扉を開ける前に部屋に招き入れる

「壊れてしまったがこの懐中時計を返しにきた」
「あなたにあげたものよ」
「君のおじいさんのものをいただいたのだから君が持つべだ」
「そんなこと気にしなくていいのよ」
女の子の写真を見ながらつぶやく
「可愛い子供だね一人じゃなくもっと産むべきだよ」
「家のローンが大変でまだ無理よ それより見せたいものがあるは」
ガレージに行く
そこには墜落する飛行機に乗るために空港まで送った
二人の車があった
「あなたの車よ 忘れられない二人の思い出が一杯詰まっているわ」
「乗って帰ってもいいのかい 乗ってきたタクシーはもう行ってしまったし」
「ええいいわ キーよ」
彼は雨の中 車をガレージから走らせた

視界から消え去ろうとするとき
彼女は何度も何度も彼の名を叫び
走って車を追いかける
彼が気づき車を止める
強く抱き合いキスをする
「誰よりも愛しているよ」
彼が言う
「私もよ」
彼女が応える
彼は彼女を車に乗せて言う
「家に帰りなさい」
彼女は頷いた

儘にならない悲しさはあっても
深い愛が脈々と流れていた
肉体を超えた永久の愛である