2週間の猶予をイランに与え、まだイランを攻撃するかは決めていない、とトランプは述べています。
トランプ一流のディール、すなわち、ハメネイの居場所は分かっている（いつでも消すことができる）、アメリカが参戦すればイランは亡国となるぞ、と脅しをかけ、イランの核開発を阻止し、イスラエルを認めさせようとしているように思います。
またイスラエルを否定してアメリカ国内のユダヤを敵に回したくはないので、イランに先制攻撃をしたネタニアフを支持しているように見せている、そう思えてなりません。

3d64ad50-0eab-11f0-905a-a56cede36c61

イラン以外の中東諸国はイスラエルを国家として承認しているか、そこまで行かなくても事実上認めています。
トランプ自身は、もちろん戦争には反対でしょう！中東の争いを終わらせたいと思っているに違いないのです。

im-31526092 (640x427)

ネタニアフはイランが核を持っていないことはアメリカからの情報で知っていたでしょう。
そうでなければ先制攻撃で多くの革命防衛隊（パスダラン）の多くの指導的役割の者たちをピンポイントで殺しはしなかったでしょう！
思いの外、この先制攻撃は上手く行きました。

それを見て、トランプ一流の勘が働き、今のイランの常態ならイスラエルを認めさせることが出来るかもしれないと思ったのかもしれないのです！

20250618-00000054-cnippou-000-1-view

先に述べた、2週間の猶予をイランに与えてイランの存続とイスラエルを認めさせるというディールを考えたのではないかと思うのです！

これが上手く働くかは私にはまったく分かりません。
しかし、アメリカが参戦しても第三次世界大戦にはならないでしょう！

何故なら、世界大戦とは大国同士が戦うことを言います。
代理戦争などではありません。
アメリカ・ロシア・中国が直接戦うことがなければ世界大戦にはなりません。
そしてこれら三大国は、それぞれが核兵器を持っていて、核抑止力が働いています。
核を打てば必ず反撃をくらい、多くの国民が犠牲になります！
核抑止は十分働いているのです。

イランも早く核を開発していれば、イスラエルの攻撃を受けることはなかった、と間違いなく言えるでしょう！

果てさて、イランはこのトランプのディールに乗って来るか？
逆に乗ってこなかったら大変なことになるのは目に見えています。
トランプも苦境に立たされるでしょう！
トランプにとっても正念場の2週間です！