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司会者:このようにして始まったウクライナ戦争が今後どのような展開になって行くのか?
最新のワシントンの情報を踏まえながら解説いただきたい!

(アメリカ政府、及びイギリス政府の本音は)このウクライナ戦争問題に関してフランスとドイツはまだ良心的ですがアメリカとイギリスは質が悪い。
フランス外務省とドイツ外務省、及びイタリア外務省は、この戦争を早く終わらせたいと思っていますが、アメリカとイギリスは徹底的に長期化させたいと思っています。

何故かというと、シカゴ大学のミア・シァイマー教授が言っていますが、アメリカ政府の本音は、この戦争をダラダラと何年も続けて、最終的にロシアが疲弊して、現在のプーチン政権が単に失脚するだけでなく、1990年代のエリツィン政権時代にアメリカがやりたい放題であったように、もう一度この時代の夢を見たい、ということであり、プーチンに替えてエリツィンのような大統領を据えて、もう一度、アメリカの金融業者が乗り込んで、ロシアの自然資源に由来する富を乗っ取ってしまう。
ここまで辿り着きたいと思っているのです。

とにかくアメリカ政府とイギリス政府は、ありとあらゆる口実を見つけて、この戦争を長引かせたいというのが本音なのです。

イギリスにキングズカレッジロンドンという大学があり、ここにマイケル・クラーク教授という軍事学者がいて、彼はイギリスの首相や国防省のアドバイザーなのですが、彼はこの戦争を長引かせなければならないと言い、ウクライナをずっとこの戦争に止めておかなければならないと公言しているのです。

大義名分は何でもいいから、延々とウクライナ戦争を継続し、ロシアを倒すことが本音なのです。

アメリカはレジュームチェンジが大好きで、日本でも憲法9条のように永遠にアメリカの属国にしておくようなことをしており、今でも中国、ロシア、北朝鮮が日本をターゲットにする核ミサイルを何百機、何千機持とうが、日本にだけは核抑止力を持たせない、これもレジュームチェンジで、日本を永遠にアメリカの属国の立場から出られないように仕組んでいるのです。

アメリカは同じようにイランでそれをやって失敗しました。
2003年にイラクを占領して、レジュームチェンジをやって、言うことを利かせようとしましたが、また失敗しました。

日本での成功が捨てられず、今度はロシアに行って、レジュームチェンジして、またエリツィンのような人物をピックアップして、自分たちの都合の良いようにしようとしているのです。

アメリカ政府はウクライナ戦争を永遠に続けたいと思っていますが、ゴルバチョフと一対一でソ連を開放させたジャック・マトロック氏は、こんな酷いやり方をしていても最終的には失敗するし、アメリカの世界的な地位も落ちてしまうだろうと言っています。

司会者:2022年3月に停戦合意がなったが、ブチャの虐殺問題で元に戻ってしまいましたが、どう思いますか?

これも可笑しな話のように思います。
ロシア軍がブチャから出た後は、何も騒ぎはなかった。
ウクライナ軍がブチャに入った途端に、虐殺死体が問題になりました。
虐殺されたという死体は纏まってではなくバラバラと道路に横たわっていましたが、通常、虐殺をしようとするときに、あのような下手なやり方をするでしょうか?

避難民がいるビルをロシアが攻撃したということもありましたが、ロシアにしてみれば、避難民に出て行ってもらった方が良いのです。何故かウクライナ側の行っていることが可笑しく思えます。

フランスにはこのようなことを可笑しいと報道しているメディアがありますが、アメリカ、ヨーロッパ、日本のニュースは殆ど信用できません。

司会者:ロシアが核を使う可能性が徐々に出てきていることについてはどう思われるか?もしそうなったときにアメリカやNATOはどのような動きをして、その中で日本はどうなって行くのか?

日本人にとっては最大の関心事ですが、来年あたり日本が終わるかもしれない?
日本にとって状況は日々悪くなっています。

2022年10月中旬に発表されたアメリカの非常に優秀な軍事学者の論文を紹介します。
彼の名前はトーマス・マーンケンと言います。
この人は、ジョンズホプキンス大学の軍事学者で、以前は国防総省参謀本部ナンバー2だった人物です。

2022年の国際政治は極端に危険なものでした。
アメリカ政府はウクライナ戦争が長期化することに期待しています。
このままロシアを追い詰める(クリミア地方からロシアが追い出されたりドンバス地方から追い出されたりしたら)と、ロシアは戦術核を使うでしょう。
戦術核を使うとはプーチンだけでなく、ロシアの軍事関係者が全員言っていることです。
アメリカ安全保障補佐官のサリバンやブリンケンは、NATO=アメリカがロシアの通常戦力を直接攻撃して叩きのめしてやる、と言っています。
ところがロシアとNATOの通常戦力を比べるとロシアの方が不利なので、数十年前から言われていることですが、ロシアとNATOが戦ってロシアが不利になったら、ロシアは必ず戦術核を使う、と何度も言っているのです。
もしこれが現実になったら、中国にとってこれ以上のチャンスはありません。
何故なら、クリントン政権の後半期に既にアメリカは二正面で大きな戦争を行う能力を失っています。
アメリカには三つの主戦場があり、それはヨーロッパと中東と東アジアなのです。
東西冷戦時代は、アメリカは三つの戦場の内の二つで戦って勝利することが出来たのです。
それがクリントン政権からはその能力を失ってしまったのです。

外交的には、これまでと変わらず二正面で戦って勝つ能力があると言い続けました。
ところが2015年になってオバマ政権は、二つの戦場で戦って勝てる能力がないことを公表したのです。
2015年以降のアメリカは、ヨーロッパか中東か東アジアの一ヶ所でしか戦争が出来ないことになります。
中国は100%そのことを知っています。
2023年にロシアがもし戦術核をウクライナに使ったら、当然NATO軍が出てロシアと通常戦力で戦うことになりますが、通常戦力では劣るロシアはNATOにも戦術核を使うでしょう。
こうしてウクライナ戦争は泥沼化し、アメリカは他の地域では戦争が出来なくなるのです。

中国にとって台湾に進行するのにこれほどのチャンスはないでしょう。

2022年3月にアメリカはウクライナに大量の武器弾薬を供給しました。
これにより武器弾薬の在庫が底をつき始めています。
これも中国にとっては絶好のチャンスです。

能力を超えてウクライナにも台湾にも兵力をさかなければならず、アメリカは負けて帰って来るとは言いませんが、ウクライナと台湾で延々と長期の戦いをしなければいけないことになります。
しかも、アメリカ、ロシア、中国は大量の核兵器を持っていて、それがどのように使われるのかは予測できません。
恐ろしい核戦争の危険が増していることに変わりはないのです。

このようにマーンケンは論文の中で述べています。

このようになったら日本は完全に屈服することになります。
核武装をしていない日本の末路なのです。

アメリカの国務省とペンタゴンとCIAはどんなことがあっても日本には核武装させないというのを国是にしています。
それは、広島・長崎の2度の原爆による無辜の婦女子を犠牲にした戦争犯罪を犯したアメリカが、その犠牲になった日本にだけは核抑止力を持たせないと決めているからです。

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ウクライナ戦争がどうして始まったのかが理解できたのではないかと思います。
決して、ロシアが一方的に悪いということではないのです。

むしろ覇権主義を民主主義の袖の中に隠して、公然と覇権を行使しようとするアメリカという困った国があるということも知っておかなければなりません。

日本はNOと言える普通の国にならないと自国の防衛が成り立ちません。
間違いなく今はアメリカの属国なのです。
日米安保で核の傘があるのならまだ良いでしょうが、中国の核攻撃があったと仮定して、残念ながらアメリカには日本の代わりに核で戦ってはくれません。
これは100%ありません。
断言できます。

日本独自の核武装でしか日本を守るすべはないのです。
ここをしっかり押さえて、安保防衛を考えるのが、日本の未来の子供たちが自由に日本を謳歌できる最善の策であり、大人の責任でもあります。
日本の政治家には日本を他国に委ねるのではなく、日本の国体を死ぬ気で守り抜く覚悟を示していただきたい!