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1964年10月10日(土)、東京オリンピック開会式が13:50ファンファーレとともに始まりました。
私の誕生日も10月、11歳になったばかりの小学5年生でした。
自宅の白黒テレビに齧りついて見ていました。
入場行進が終り、15:00ちょっと前に昭和天皇の開会宣言がありました。
15:10過ぎにブルーインパルスが天空に5輪を描き、観客の目を釘付けにします。
上空3000m、円の直径1800m、円と円の距離300m、5輪の全長は6000mという壮大な5輪マークです。
練習では1回も成功していなかったといいます。
それを本番で見事に成功させました。
それぞれのジェット機は1500m間隔で飛ばなければなりません。
当時はGPSはなく、1500m離れると互いの機を視認することはできず、まったくの感が頼りだったとのことです。
本番で離れ業をやってのけたのです。

ほぼ半世紀前の大イベントでした。
国立競技場は1958年に落成しています。
2020年の東京オリンピック開催により新しく生まれ変わるために取り壊されることになり、5月31日お別れイベント開催となりました。
その会場に、ブルーインパルスが登場し、観客を沸かせたのです。
特に5輪を描くようなことはせず、6機編隊の通過だけだったようですが、1964年当時を知っている人間にとっては感無量だったことでしょう!

最近は、このブルーインパルスを間近で見ています。
アクロバット飛行を無料で楽しませていただいています!(笑)
ダビデの星やハートに矢など見ていて楽しくなる光景です。
5輪もたまに描いています。
風の穏やかな晴れの日には必ず飛んでいました。
ここ1週間ほど飛ばなくなったのでどうしたのかしら?と思っていたところでした。
国立競技場のために、本拠の基地から姿を消していたのですね!(笑)

時は集団的自衛権問題で喧しくなっています。
ブルーインパルスの雄姿はショーとして見ているに限ります。
この技術はすべて戦闘で役立つものです。
実際の戦闘に生かされるような場面は不幸ですが、そうならないように祈るのみです!