7d6673fb.GIF今日で丸30年になる。ファーストテナーで声量もあったのでソロの入る合唱曲ではいつもお鉢が回って来た。それが嬉しくもあり、ソロをやることに誇りと満足を感じていた。
合唱で最後のソロをやってから30年なのだ。光陰矢のごとしである。大学4年生、21歳のときのソロである。

<多田武彦 男声合唱組曲 「雨」より>

「カリンカ」などは最も気持ちのよい曲である。ソロは他のパートの方々が盛り立ててくれてこそのソロなのだ。本来、合唱とはそういうもので、すべてのパートの音と自分の音とのハーモニーを感じ取ることができて、初めて素晴らしい合唱となる。歌う本人が気持ちよくなったのではいけないのだが、自分はそのような状態で歌っていたと思う。
毎年、グリークラブのOBが6月の第2土曜日に集まり親交を深める。もう12年になる。40代から60代の方々で自分は若い方である。まだまだ若いOBは沢山いるのだが、OB会に集まる方々はシニアが多い。自分も含め、それらの方々には、きっと現役当時のクラブへの思い入れが尋常なものではなかったのだろうと推察する。今や現役時代の声は想像だにできないが、みんな合唱には拘りを持っている方々である。合唱が、クラブの雰囲気が堪らなく好きなのだ。毎日数時間、立ち通しで練習した曲は、声は枯れても歌うことができる。また、6月の第2土曜日には合唱で心を一つにする。「若き想いよ永遠に」である。

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