今のPCならマザーボード内蔵のオンボードLANは当たり前のこととなりました。
PCバックパネルのLAN端子にLANケーブルを挿し、回線が繋がっている機器に必要事項を入力して接続すれば直ぐにインターネットが見られる状態になります。
一般的にはオンボードLANの設定をいちいち設定する人は殆どいないでしょう!

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私は回線が新しくなるたびに1度はオンボードLANの設定をしています。
11月10日に我家はやっと光10G回線になりました。
しかし、無線ルーター(ELECOM WRC-BE94XSD-B WiFi7)のWANは10Gに対応していますが、LANは2.5Gbpsが最高値になっています。
オンボードLAN(Realtek Gaming 2.5GbE Family Controller)も最高値は2.5Gbpsです。
ルーターのLANとPC側オンボードLANを10Gbps対応機器に替えないと10Gbps回線をフルに活かすことは出来ません。
それでも2.5Gbpsに対応なので1.5Gbps〜2Gbpsくらいのスピードが出ます。
私としては、これくらいのスピードなら十分満足できます!(笑)

できるだけ2.5Gbpsに近づけるようにオンボードLANの調整をするわけです。
ちょっと時間はかかりますが、1度設定すれば機器か回線が変わらない限り設定は必要ないので、頑張って調整してみました!

<PC内蔵オンボードLAN=Realtek Gaming 2.5GbE Family Controller=の設定>:RealtekオンボードチップRTL8125BG。

1. Advanced EEE(Energy Efficint Ethernet=エネルギー・イフィシェント・イーサネット)
 アイドル状態を検出し、ネットワークインターフェイスの未使用ブロックを無効にすることで、より高い省電力を実現する機能。 デフォルトは「有効」ですが、省電力を意識していないので「無効」とする。
 できるだけ余計なことをさせないことでスピードアップを図る!

2. ARPオフロード
 ネットワークアダプタがCPUに代ってARP(IPアドレスを対応する物理的なMACアドレスに変換するプロトコル)を処理する。これによりPCがスリープ状態でもネットワーク状態を維持できる。
これを「有効」にするとPCがスリープ状態でもネットワーク接続を維持できるため、Wake on LAN(PCの遠隔起動)機能にとって便利。
 Wake on LANを使っておらず、CPUが優秀なので「無効」とする。

3. EEE Max Support Speed
    リンク速度が設定した速度以下になったらEEE(エネルギー・イフィシェント・イーサネット)省電力イーサネットが発動する。EEE発動のトリガーを決める項目。省電力は必要ないので最高値の「2.5Gbpsフルデュプレックス」とする。

4. Gigabit Lite
 LANケーブルが2対(ツイストペアケーブル=カテゴリ5 or カテゴリ5e)のときに500Mbpsでリンクする機能。カテゴリ5eは1Gbpsに対応しているので、これを有効にするとリンクスピードが半分になってしまう。カテゴリ5は100Mbpsなので、これならプラスに働くかもしれない。いずれにしても光1Gbps以上が普及した今は、「無効」にする。
  参考:4対(2対×2)のLANケーブルはカテゴリ6a。

5. IPv4チェックサムオフロード
 パケット送信時、受信時のIPv4チェックサム(誤り検出)の計算をCPUではなくオンボードLANに任せる機能。
性能の良いCPUを使用しているならこの項目は「無効」でも良いと思いますが、スピードに目立った影響がないのでデフォルトの「受信と伝送有効」とする。これにより送受信データの安定性が増す。
   
6. LAN上のウェークアップのシャットダウン
 ネットワーク経由で、シャットダウン状態(またはスリープ状態)のPCを起動させる機能。いわゆるWake on LANを有効にする項目。この機能を使わないのであれば、「無効」にする。

7. NSオフロード
    CPUが直接処理する代わりにオンボードLANがIPv6のネイバー探索(Neighbor Disccovery)要求に応答する機能。IPv6ネットワークでは、IPアドレスとMACアドレスを対応付けるためにネイバー要請とネイバー広告というプロトコルを実行しています。それをCPUに代ってNICが肩代わりすること。
    優秀なCPU搭載PCなら「無効」にする。

8. Power Saving Mode
    機器のバッテリー消費を抑える機能。ノートPCやダブレットなら「有効」で良いかもしれないが、デスクトップPCには必要ない。「無効」にする。

9. RSSキューの最大数
 ネットワークパケットを効率的に分散し、複数のCPUコアで分散し並列処理することができる項目。
 具体的にはCPUのコアを幾つ使うか?という問題となる。CPUの性能によって変わってくるが、Windows11とオンボードLANチップRTL8125BGの組み合わせでは「2キュー」となる。

10.Selective Suspend
     使用されていないUSB機器への電力供給を一時的に停止するWindows省電力機能。
  オンボードLANに必要ないので「無効」

11.Selective Suspend Idle Timeout
  PCがUSBデバイスの電源を自動的にオフにするまでの「アイドル状態」の時間を秒単位で設定する項目。デスクトップPCのUSBを特にオフにする必要もないのでデフォルトの値とする。無効の項目はない。

12.TCPチェックサムオフロードIPv4、TCPチェックサムオフロードIPv6、UDPチェックサムオフロードIPv4、UDPチェックサムオフロードIPv6
 
 データ処理が正しく行われているかのチェック機能です。特にスピードには影響ないようなのですべて「受信と伝送有効」とする。

12. VLAN ID
   LANを分けたり一つにしたりできる項目ですが、家庭で使う場合は特に意識せず、デフォルトのままでOKです。デフォルト値は「0」です。

13.Wake on magic paket when system
     ネットワーク経由でPCを遠隔起動する「Wake on LAN」関連項目。使用しないので「無効」とする。

14.WOLとシャットダウンリンク速度
     Wake on LAN 待ち受け時のリンク速度を設定する項目。使用しないので「速度低下ではない」とする。

15.ウェイク・オン・パターン・マッチ
     NICが特定のパケットパターンを受信した際にPCをスリープ状態から復帰させる機能。OSが指定したビットマップパターンと一致するデータがネットワーク上で送られてきた場合にPCが自動で起動する。特に使用しないので「無効」とする。

16.ウェイク・オン・マジック・パケット
  マジックパケットと呼ばれる特殊なパケットをネットワーク経由で特定のPCに送信することで、電源がオフの常態やスリープ状態のPCを遠隔から起動する技術「Wake on LAN」の核となる項目。
 使わないので「無効」とする。

17. グリーンイーサネット
      イーサネットの消費電力を削減するための様々な機能の総称。使用しないので「無効」とする。

18.ジャンボフレーム
     イーサネット標準の最大フレームサイズ1518バイトを超える、より大きなフレームサイズのこと。
  4088から16128バイトまで設定できるが、ネットワーク機器すべてがジャンボフレームに対応していなければならない。対応しているか不明なので「無効」とする。

19.ネットワークアドレス
      デフォルトの「存在しない」とする。

20.フローコントロール
     データ通信において、送信側と受信側の速度の違いなどによって、データが取りこぼされないように、通信状況に応じて送信速度を調整したり、送信を一時停止したりする機能。
     余計なことはさせないというのが基本なので、これは「無効」とする。

21.一括送信オフロードv2(IPv4)
     NICがCPUに代ってIPv4 TCPパケットの分割処理を行うことで、CPU負荷を軽減し通信を高速化する機能。デフォルトの「有効」でもスピードは落ちないので、そのままの値とする。

22.一括送信オフロードv2(IPv6)
    NICがCPUに代ってIPv6 TCPパケットの分割処理を行うことで、CPU負荷を軽減し通信を高速化する機能。デフォルトの「有効」でもスピードは落ちないので、そのままの値とする。

23.割り込みモデレーション
     NICがCPUに割り込みを送信する頻度を調整する機能。「有効」とする。

24.受信バッファ
     PCが受信したデータを一時的に保存する領域。デフォルト「512」バイトとする。

25.受信側スケーリング
     ネットワークトラフィックの受信処理を複数のCPUコアに分散される技術。「有効」にする。

26.省電力型イーサネット(EEE)
     Wake on LANは使用しないので「無効」とする。

27.速度とデュプレックス
    デフォルトでは自動になるが、自動ではスピードにおいて安定を目指すので、いつも最高速度とは言えなくなる。オンボードLANの最高速度「2.5Gbpsフルデュプレックス」とする。

28.伝送バッファ
    デフォルトの「512」バイトとする。

29.優先度およびVLAN
     VLAN(仮想LAN)は、物理的なネットワークを論理的に分割する技術で、「優先度」は、そのVLAN内でどの通信を優先して処理するかを決定する機能となる。一般的に家庭内LANは規模が小さく分割の必要性はなく、どの仮想LANを優先するかなどは必要ないと思われるので「優先度およびVLAN無効」とする。