民主党の鳩山代表がしゃきっとしません。
橋本大阪府知事に、民主党マニュフェストには「国と地方の協議の場」を設けるとの文言がないと噛み付かれ、それに対して鳩山民主党代表は「マニュフェストは公示日から正式なものになる」「発表したマニュフェストは正式なものではない」とまで言ってしまいました。
一度発表したものを正式なものではないと言うのは無理があり、これはいったい何なんだ、ということになってしまいます。「公示日までに不足のものは付け加える」というだけで良かったと思います。政治家は、その言動には十分注意しなければなりません。話の趣旨は誰もが解ったとは思いますが、その言葉を発する印象というのがあるわけで、良い印象を与えなかったことは事実でしょう。
政党へ吹く風は、ちょっとしたことでその向きを変えてしまいます。その風を自分の方に変えようと必死なのが自民党ですが、その切っ掛けを与えるような言動は慎まなければなりません。
マニュフェストに関しては、後出しジャンケンに徹したのが自民党です。すべての党が出揃ってから、自民党に都合の良いように脚色して最後に出して来ました。利口なやり方というよりは余裕のなさを感じてしまいます。
風向は明らかに民主党側ですが、最近は天候不順、梅雨は8月に入ってもなかなか明けそうにありません。天気がどちらに味方するのか、波乱の夏になることは確かです。