昨日に引き続きKhatia Buniatishviliを聴いています!

本当にyoutubeには脱帽ですね!
嬉しくてしょうがありません!(爆)

当然ですが、60代の我々の若かりし時代には想像もできない世界です!
2000円のお金をはたいてレコードを買うのが精いっぱいのことでした。
それがいとも簡単に名演奏家の生演奏が聴ける!
クラシックファンにはこれほどの素晴らしさはありません。

これまでに幾多の演奏家で聴いているチャイコフスキーの1番です。
カティアはどう演奏するのか?
じっくり聴いてみました。

khatia (640x354)


彼女はこの最も難しいピアノ協奏曲を楽しんで弾いています。
楽しんで、という表現が本当にぴったり嵌ります!
明らかに他の演奏家とは異なった弾き方をしています。
決していやらしさはありません。
激しさと優しさを織り交ぜながら弾き方を変えています。
滑らかに弾くところとリズミカルに弾くところ、滑らかさからリズミカルな激しさに変化するところの連続性が何とも言えず匠です!
初めて聴くチャイコフスキー1番の音作りです。
他と異なっているということは冒険でもありますが、彼女は気をすることなく笑顔も交えて淡々とこなしていきます。
新鮮です!
ズービン・メータが彼女の良さを引き出しているとも言えるでしょう!

meta (640x354)


聴いていて涙ぐんでしまいます。
それだけ感動できる演奏でした!
凄かった!

録音は2016/11/4 この日はズービン・メータの80歳の誕生日でした。
50年くらい前に彼の弾いた「展覧会の絵」のピアノ曲のレコードを買いました。
彼はピアニストだったのです。
その頃はまだマエストロも30代でしたね!
長生きして名演奏を聴かせて欲しいと願っています。

チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第一番 変ロ短調 Op.23指揮:ズービン・メータ管弦楽:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団ピアノ:Khatia Buniatishvili