車の衝突安全性について理解することは、一般の自動車ユーザーにとっては難しいことです。
自動車を衝突させてみることなど、そう簡単に行えることではありません。

ANCAP(オーストラレイシアン自動車アセスメント)が、1998年と2015年製のトヨタカローラを時速64Kmで実際に衝突させてどうなるか、その衝突安全性を確認する実験をしました。

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結果は一目瞭然です。

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1998年製はエアバックも付いていません。
ボンネットが大きく曲がり、フロントガラスは大破、ホイールが運転席の足元までめり込み、運転席は完全に潰れ、運転手は衝撃をもろに受けています。
安全はまったく保たれず、生身の人間なら即死でしょう!

2015年製は、フロント部分が大破しているものの、運転席のスペースは維持されており、運転席側のドアは少し歪んでいる程度です。
エアバックが衝撃を吸収し、運転手は守られました。

名車と言われる一昔前の車は沢山ありますが、こと衝突安全性に関しては、最新車に敵う車はありません。

日本の自動車工業は日々進化しています。
17年はただ過ぎたのではありません!
弛まない努力があって、衝突安全性が確保されるに至っています。

興味深いトヨタカローラの衝突実験でした!