ここ10年あまり、若い時から大腸にできた多くの憩室のうちの、どれかは特定できない=1日で炎症が治るため=のですが、一度起こると大出血を起こし、ヘモグロビンが成人の正常値14から一気に8くらいまで落ちてしまう普通の人なら卒倒してしまいそうな下血を起こします!
この手の下血周期はだいたい1年といわれており、私の場合は、正にその1年周期で下血で悩まされていました。
私も既に還暦を超え、年齢的に根治を考えるときに来ているときだと自覚していました。
というわけで、地元の中堅病院で、憩室が集中している上行結腸と横行結腸の3分の1程度を切除し、残りの横行結腸を小腸と繋ぐことになったのです!
1回目の手術は、10月16日9:30ころ開始、13:00頃には終了となり、個室に戻りました。
腹腔鏡下手術で、体に開いた傷は、1センチ程度が3箇所、3センチ程度が1箇所で本当に軽いものでした!
次の日からバンバン歩くようにとの医者からのハッパが飛びます。
ところが、動く初日、起き上がるときに、腹に収まっていた、小腸の繋ぎ目部分から残りの下行結腸まで、腹のなかで腹から飛び出しブラーンとなり、それがまたおさまったようになりました。
それから地獄が始まりました!
傷の痛みではなく、残った腸に問題があることは明らかです!
毎日激痛に悩まされます。
曲がりなりにも便とガスは僅かでも排出されていたので、ミステリアスでした。
ハッキリさせるために、腹にドレーンを射し込んで腹の中に溜まる液体を調べることになりました。
その結果、汚液か消化管から漏れ出していることか判明した次第です。
それは小腸と大腸の繋ぎ目に穴が開いといることを示しています。
丁度、1週間目にして再手術となったのです。
この1週間の辛さはどうしてくれるんだあ!
という心境でしたが、これも神の差配、甘んじて受け止めることにしました!
今度は、腹を真っ直ぐ20センチくらい切ることになります。
手術時間は90分くらいとのことでした。
17:00頃には、ベッドにいるでしょう、とのことでした。
全身麻酔からの目覚めは、今回はお花畑からのものではありませんでした!
ちょっと恐怖心はありましたが、目と耳だけが生きていて、体は動かないのです。
「ああ、たいへんだったなあ」と今回の手術がシンドかったことをスタッフの一人が吐露しています。
看護師が私が目を開けたことに気付いたのでしょう、気がついていますよ、とそれ以上の私語を戒めました。
17:00には、ベッドにいる、と手術前に確認していたので、この時間の19:00とはなんなのだ!
口には呼吸器が入って話せない!
筆談になり、面倒くさい!
とにかく、紙とペンを用意してもらって、筆談で会話する。くく
この手術での私の肉体に関する思いは、血管が硬くボロボロで、点滴のために、刺せる血管がないとうことなのです。
なので、それ用の点滴路が腕の動脈に確保されていたりします!
3日目で呼吸器が外されました!
4〜5日目は、ガスが出ることを必死に待ちます。
5日目から急に腸が動き出し、限界点まで近くなってきました。
この時点でICUを出て一般病棟に移りました。
この段階で、まだ私はオムツを履いています。
トイレに行けるようになるまで、まだ様々なことをしなければなりません。
そんな時間をまっている余裕はありません。
エイ、とばかりちょっと力をいれたら、ムギュ〜とばかりに、大量のベンがオムツに吸い込まれたという有り様でした!
気持ち良い!(笑)
今回は、便とガスは気にしなくとも良いようです!
後は、寝て食べるをしっかり繰り返せば良いだけですが、なかなか食欲が湧かないのが実情です!
好きなものを食べることで、なんとか繋いでいます!
2009年12月から9年間続けてきた、毎日ブログを書くという目標が、この入院手術で途切れました!(泣)
まだ病院ですが、また今日から365日休まず書いて行く所存です!
ますますのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます!