c4a71cae.jpg自民党の永岡洋治衆院議員(54)=茨城7区(亀井派)が自殺をした。心からご冥福を祈る。
郵政民営化法案の採決をめぐっての攻防で疲れ果ててしまったのか?病的に思いつめなければ死までは行かず思いとどまるのが普通のことだが、人間の心の脆さをよく現している事例である。誰もが持っているガラスの心の部分が何らかの重圧に耐え切れず割れてしまったのだ。
昨日に書いた「杉山登志」の事例と本質は変わらない。
政治家には向かない方ではなかったか?政治家には何があっても動じない図々しさが必要である。純な心よりも、これ以上汚れようのない泥まみれの心を良しとする、ある意味で達観したところがないと苦しむことになる。そう自分は思うのだが如何なものか?
それにしても、自殺者を出すほど「郵政民営化法案」は、この国会で決着をつけなければならない問題だろうか?
政治家が信念を貫くことは好ましいことではあるが、政治の頂点に立つ者が信念だけを貫けば国を危うくする。自ずとその政治家の置かれた立場によって小異を捨てて大道につかなければならない。過去における日本の指導者はきっとそうあったに違いないと確信するのだが?
一昨日も書いたが「殿ご乱心」に思えてならない。
小泉劇団の「田舎芝居」もここまで来たか、という感じである。

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