<7月31日 河北新報朝刊から>
110731_210024

東日本大震災では、避難所にペットを連れて行けないことから放置された哀れなペットが巷に溢れました。
悲しい現実ですね。
ボランティアが面倒をみていますが、限度があります。
そんな中、東松島市で津波に飼い主と一緒に家ごと流され、飼い主一家4名は不幸にも亡くなりました。
犬も津波に飲まれたものと思っていたところ、2カ月半ぶりに瓦礫と化した自宅に戻り、飼い主が戻るのをじっと待っている犬がいました。
雑種の「まる子」です。
7年前に生まれてすぐ保健所に持ち込まれましたが動物愛護ボランティアに助けられ、飼い主に引き取られたのです。
よく肥っていたので「まる子」と名付けられたとのことです。
まる子は飼い主の親戚に引き取られたとのこと。
私は愛犬と17年間、家族同然に生活した経験があります。
犬が飼い主を待つ気持ちはよ〜く分かります。
寂しい思いをしたことでしょう。
親戚の家で幸せに暮らす事を願い、命拾いした寿命を全うして欲しいと思います。