プロ野球清原選手が引退しました。彼が甲子園で活躍した高校野球からそのプレイを見ていましたが、並みのバッターでなかったことは確かなことです。
広岡がプロ入り間もない彼を「磨かれていない原石」と評しましたが、ある面で彼の野球人生そのものを表した言葉かもしれません。
526本のホームランは立派なものです。三振も日本一でしたが、豪快なスイングは当たらなくとも魅力がありましたね。ある面、ミスタージャイアンツ長嶋茂雄に匹敵する香りがありました。
引退試合で王が「生まれ変わったらホームラン競争をしよう」と贐の言葉を贈ったということです。そこには掛け値なしの感動が溢れています。その言葉を一生忘れないと清原は語っています。偽らざる心境だと思います。
今をときめくイチロウがこの引退試合に清原のために観戦していたことも、清原が並みの選手ではなかったことを如実に表しています。
清原、桑田に代表される一時代が終わったと、ちょっと寂しい思いがします。