ec6393bd.GIF映画を観ました。「博士の愛した数式」です。
<eπi+1=0>これが博士の愛した数式です。
永遠に続く「ネピア数e」と「パイπ」そして「イマジナリーナンバー虚数i」この関連性のない交わらない数字に1を加えると<0=ゼロ=無>になるという、無の境地とでも言いましょうか?数学と人間の心を比喩的に現した数式です。
eπiどれをとってもその全て(真実)は見ることができません。それは心で見るものなのだということを直感的に教えています。
数学という学問の奥の深さを実感できる映画でもありました。数学というと拒否反応を示してしまう自分にとっては何とも恨めしいような内容でした。学生時代に数学をこの映画のように教えていただいたら、きっと数学の見方が変わったろうにと、そんなふうに思ったからです。数学にも人間が感じることの出来る心があるということを実に巧みに芸術(映画)として表現しました。
220と284、それぞれの約数を足すと284と220これを友愛数という。
28の約数を足すと28になる。これを完全数という。等々興味深い数字の生業を解りやすく説いています。
嫌いな数学が好きになったような、そんな錯覚を感じさせてくれた映画です。

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