fb812e84.JPG世の中には「何々オタク族」というのが五万といます。他人から見れば「なんだこれは」と思うことが、当人にしてみればストレス解消の最たるもので、精神衛生上はこの上なく有益なものになっています。多かれ少なかれ、誰もがこの「オタク族」の構成員であることに間違いがないでしょう。自分を考えてみれば、差し詰め「パソコンオタク」だろうと思います!(笑)人間、自分の趣味趣向に合うことに熱中していることほど幸せなことはありません。私たちは釈迦やキリストではないので、煩悩に支配されることはごく自然なことと言えるでしょう。
大衆演劇というのがあります。メジャーなところでは「梅沢富雄」さんの妖艶な美しさに代表されていると言っても良いでしょう。彼も最初は一介の「梅沢一座」、大衆演劇一座だったのです。全国にあるこれらの大衆演劇一座は、あそこの町、ここの町と全国を行脚してその糧を得ています。
男が女を演じる独特の雰囲気を持っています。なぜ女役が持て囃されるようになったのかは判りませんが、男が演じる女方に実際の女にはない妖艶な美しさがあるのも事実のような気がします。故に、男が芝居を観に行くことは少なく、そのほとんどは女性客で占められています。この女性大衆演劇ファンは半端ではありません。男には到底理解できない思い入れがあるようです。万札を両手に握り締めて、贔屓の役者を待ちわびて、その懐にそっと万札をしのばせる姿は意地らしくもあり哀れでもあり、複雑な心境になってしまいます。相当の金持ちでなければ、精神的に、大衆演劇の醍醐味を味わうことはできないのかもしれません。万札が飛びに飛んで、月に50万円も使うのは普通のようですから!
雰囲気を味わうなら、そっと客席の後ろの方で万札とは関係なく観ているのが良いでしょう!

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