e242ffc0.jpeg「たきび」
巽聖歌作詞・渡辺茂作曲


かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
きたかぜぴいぷう ふいている

さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
しもやけ おててが もうかゆい

こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
そうだん しながら あるいてく

通勤途上の銀杏並木はすっかり枯葉色になり風に舞って地に堆積しています。
焚き火をしなくなって久しいですね。記憶に残る最後の焚き火は40年以上前になります。
生活圏の周りには公園以外には広い空き地がありません。まさか公園で焚き火はできません。
巽(たつみ)聖歌(岩手出身)が「たきび」を作詞したのは昭和5,6年頃と言われています。その頃は東京中野区に住んでいました。その当時は気軽に焚き火ができたスペースが東京にもあったということでしょう。
私は子供の頃は地方住まいでしたので、ちょっと歩けば、刈り込まれた稲の刈り後が残っている田圃がありました。見渡す範囲すべて田圃です。いくら火を焚いても火事など関係ない環境でしたから好きにバンバン焚き火をしたものです。落ち葉焚きのような風情のあるものではありません。周りを探せば枯れ枝など集めるのに何の苦労もいりません。そんなのを焚いて、サツマイモなどあればバンバンザイ、放り込んでふっくら焼いて頬張ったものです。
今は、地面すら探さないとみつかりません。コンクリートジャングルとはよく言ったものですね。東京ではもう「焚き火」と言う言葉は死語となっているでしょう。
昔は焚き火をしながら火の有難さ、火の怖さなど自然に学んだものです。そういう環境、自然との関わりが人の心を優しくさせます。それに変わる思い出は、今の子供たちにとって何になるのか?知りたいことの一つです。

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