毎日、ライブドア対フジテレビの問題が喧しい!
果たしてどちらに理があるのか?
はっきり言って、どちらでもない。
どちらも今のところ法律を犯してはいないのだ。
ライブドアの日本放送株の買占めが、市場の開く前、あるいは休憩時間におこなわれたとしてもまったく問題のない合法行為である。元来、市場オープン時に大きく株が動けば株価の乱高下につながり一般投資家が不利益を蒙りやすい、それを防ぐための手段である。ライブドアはこれをやる前に金融庁に合法か違法か問い合わせて実行したようだ。
方や日本放送が8000万株の増資をし、フジテレビに新株予約権を与える、これも時価の株価でなら違法ではない。
しかし、市場は経営権奪取の目的での市場オープン前の買占めは想定をしていない。買い占められた方はどうか、これも買占め効力をなきものにするための増資予約権は想定をしていない。
言わば、どちらも法律違反ではないが、グレーゾーンを狙っての奇策なのだ。
ことは裁判に持ち込まれている。日本放送側(フジテレビ)は3/24に増資をするつもりである。これは予約権なので実際なら2800億かかるが、当初は150億ほどの資金でよいことになっているようだ。これが実行されればライブドアに勝ち目はない。増資をすれば株は当然下がる、下がったところをフジテレビは買い取ろうとしている。
裁判の裁定は3/24までには下されるものと思う。
差し押さえの仮処分が認められなかったなら、ライブドアは一巻の終わりである。リーマンブラザーズという海外投資ファンドからの800億の借金をどうするか?体力が続くか問題だ。
仮に差し押さえの仮処分が認められても、フジテレビ側はポニーキャニオンなど日本放送の美味しいところだけをフジテレビ側に引き上げて株は持ち株制にして、自社株はすべて引き上げて日本放送の足きりをするだろう。結果は日本放送という名前だけは残るが、これまでのものとはまったく違って価値の無い中身となってしまう。ライブドアはフジテレビへの影響力など行使できない。単なる日本放送という中身の無いラジオ放送局の大株主に止まる。
どう見てもフジテレビ側に勝ち目があるようだ。
ライブドアは現在も日本放送の大株主なので、3月の役員会に殴り込みをかけ、現経営陣の総退陣を迫り、6月の株主総会で承認を得る。ちょっとこれは難しい話ではないか。
結婚する相手が嫌がっているのに無理にそうしようとしても無理がある。そのような内容で上手くいった経営参画はこれまでないようだ。
気持的にはライブドア頑張れ、と言いたいのだが、ライブドア本体を揺るがしかねない賭けに出たことを自分としては良しとは言えない。
世の流れを変えるということは、正にこのような事象の発露にある。この判例は後世に影響を与えるものである。
トヨタ、日本テレビなど大企業、そして宮沢元総理などは、ライブドアのような事象を押さえつけてはいけない、と言い、中間層の企業家は明日は我が身と旧体制にしがみつく。森元総理もフジテレビ側のようだ。
外野で、様々な著名人が悲喜交々意見を言うのは、民主主義日本として良いことだと思う。判断は国民がすれば良い。
しかし、この増資予約権が認められれば、グータラ(失礼)経営者はますます安穏とするような、そんな危惧を抱くのは自分だけだろうか?
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どちらも今のところ法律を犯してはいないのだ。
ライブドアの日本放送株の買占めが、市場の開く前、あるいは休憩時間におこなわれたとしてもまったく問題のない合法行為である。元来、市場オープン時に大きく株が動けば株価の乱高下につながり一般投資家が不利益を蒙りやすい、それを防ぐための手段である。ライブドアはこれをやる前に金融庁に合法か違法か問い合わせて実行したようだ。
方や日本放送が8000万株の増資をし、フジテレビに新株予約権を与える、これも時価の株価でなら違法ではない。
しかし、市場は経営権奪取の目的での市場オープン前の買占めは想定をしていない。買い占められた方はどうか、これも買占め効力をなきものにするための増資予約権は想定をしていない。
言わば、どちらも法律違反ではないが、グレーゾーンを狙っての奇策なのだ。
ことは裁判に持ち込まれている。日本放送側(フジテレビ)は3/24に増資をするつもりである。これは予約権なので実際なら2800億かかるが、当初は150億ほどの資金でよいことになっているようだ。これが実行されればライブドアに勝ち目はない。増資をすれば株は当然下がる、下がったところをフジテレビは買い取ろうとしている。
裁判の裁定は3/24までには下されるものと思う。
差し押さえの仮処分が認められなかったなら、ライブドアは一巻の終わりである。リーマンブラザーズという海外投資ファンドからの800億の借金をどうするか?体力が続くか問題だ。
仮に差し押さえの仮処分が認められても、フジテレビ側はポニーキャニオンなど日本放送の美味しいところだけをフジテレビ側に引き上げて株は持ち株制にして、自社株はすべて引き上げて日本放送の足きりをするだろう。結果は日本放送という名前だけは残るが、これまでのものとはまったく違って価値の無い中身となってしまう。ライブドアはフジテレビへの影響力など行使できない。単なる日本放送という中身の無いラジオ放送局の大株主に止まる。
どう見てもフジテレビ側に勝ち目があるようだ。
ライブドアは現在も日本放送の大株主なので、3月の役員会に殴り込みをかけ、現経営陣の総退陣を迫り、6月の株主総会で承認を得る。ちょっとこれは難しい話ではないか。
結婚する相手が嫌がっているのに無理にそうしようとしても無理がある。そのような内容で上手くいった経営参画はこれまでないようだ。
気持的にはライブドア頑張れ、と言いたいのだが、ライブドア本体を揺るがしかねない賭けに出たことを自分としては良しとは言えない。
世の流れを変えるということは、正にこのような事象の発露にある。この判例は後世に影響を与えるものである。
トヨタ、日本テレビなど大企業、そして宮沢元総理などは、ライブドアのような事象を押さえつけてはいけない、と言い、中間層の企業家は明日は我が身と旧体制にしがみつく。森元総理もフジテレビ側のようだ。
外野で、様々な著名人が悲喜交々意見を言うのは、民主主義日本として良いことだと思う。判断は国民がすれば良い。
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